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23歳の3人がつくった、あなたのふるさと『Guest House waya』

2015年9月7日

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23歳の3人がつくった、あなたのふるさと『Guest House waya』

暑さのピークも過ぎ、秋の気配を感じる今日この頃。遅めの夏休みやシルバーウィークのご予定はお決まりですか?

旅の宿として、ぜひ候補に入れていただきたいのがゲストハウス。「汚い安宿」だったのは昔のことで、今はオシャレで綺麗なものが次々とオープンしています。

今回ご紹介するのは、オーナーが圧倒的に若いことが特徴のゲストハウス「waya」。木村高志さん、河嶋峻さん、柴田涼平さんの3人が、築60年の古民家を改装し2014年11月にオープンさせました。なんと、当時彼らは23歳。

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▲左から順に、柴田涼平さん、木村高志さん、河嶋峻さん

「ゲストハウスを作る」と思い立ち、大学卒業後すぐに札幌へ移住。そんな3人の前には、物件を見つける、お金を借りるなどの壁が次々と立ちはだかります。社会人経験も無く、右も左も分からない彼らを支えたのは、CAMPFIREの94人のパトロンと300人のボランティア、そして札幌の地元民でした。

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▲プロジェクトページとFacebookには3人への応援メッセージが集まりました

今回は、wayaを運営する 「合同会社Staylink」でプロモーション企画・運営を担当する木村高志さんに、ゲストハウスの場所を札幌に決めた理由から、オープンまでのエピソードをうかがいました。

ラーメン屋巡りが趣味という木村さんおすすめの、札幌の絶品ラーメン店もご紹介します。

「自分たちにしか作れないゲストハウスを作る」

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▲木村高志さん

ーwayaを起業したメンバー3人の出会いを教えてください。
木村高志)僕と河嶋が同じ大学で、河嶋と柴田は同じ高校。そして「面白い人がいるので会わせたい」という河嶋の紹介で、僕と柴田が出会いました。

実は、僕たち3人は出会ってまだ2年しか経っていません。でも、「社会に対してどういう価値を提供したいか」を話すうちに、3人の目指しているものが同じであることに気付き、一緒に起業することにしたんです。

ー起業するものとして、ゲストハウスを選んだのはなぜですか?

木村)きっかけは、「別海町ツアー」です。河嶋の出身地である、北海道・別海町は、お店の数も減り町の元気が無くなってきています。それを感じた河嶋と僕たちで企画したのが、「東京の若者に別海町を知ってもらうツアー」です。

ここで「価値観の違う人同士が交流するって素敵だ!」と気付き、そんな交流の生まれる場所としてゲストハウスを作ることにしました。

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▲柴田涼平さん

ーゲストハウスを開業する場所として、札幌を選んだのはなぜですか?

木村)東京にはすでに多くのゲストハウスがあります。そして、河嶋と柴田が北海道出身ということもあり、「札幌ならチャンスがある。ここなら、自分たちにしかできないゲストハウスが作れる」と思ったんです。

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▲3人が好きな札幌の風景

wayaがあることは奇跡

ーwayaをオープンする上で、大変だったことはありますか?

木村)困難は3回ありました。まず、物件が見付からない。不動産屋をいくつも回りましたが、話も聞いてもらえないんです。

次に、古い建物の改築方法が分からない。そして、大学卒業直後で社会人経験の無い僕たちが、銀行でお金を借りなくてはいけない。でも、最終的には物件が見つかり、大工さんが現れ、お金も借り入れさせてもらえた。wayaがあることは奇跡です。

ー23歳での起業は苦労も多かったのではありませんか?

木村)先ほどお話しした3つの困難は大変でした。でも、「人の力」に何度も助けられました。人の紹介や周囲の手厚いサポート、そして300人のボランティアの支えがあったからこそ困難を乗り越えることができたのだと思います。3人で知恵を出し合うだけでなく、周りの方に助けられてここまでやってこれました。

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ーwayaの改装に参加したボランティアが300人いらしたと聞きました。なぜそんなに多くの方が集まったのでしょう?

木村)「札幌で若者が起業してゲストハウスを開く」ことが、共感と注目を集めたのだと思います。テレビや新聞でも特集されたので、それを見た大勢の方が集まってくださったんです。

これは僕たちが意図していた「自分たちにしか作れない物語を作る」という想いが形になったのだと思います。 取材の申し込みでは、「CAMPFIREのサイトを見て連絡しました」と言われることがほとんどでしたよ。

wayaってどんなところ?

ーそうしてオープンしたwayaですが、「ここが他のゲストハウスとは違う!」というポイントを教えてください。

木村)300人のボランティアの手で作られたこと、利用者の9割が外国人であること、オーナーとゲスト(宿泊客)の年齢が近く友達のようになれることの3つです。僕たちが手を離せない時は、地元の方が店番をしてくれることもあるアットホームな場所です。

ーゲストの9割が外国人なのはなぜですか?

木村)きっとwayaは、札幌で一番外国人のお客さんが多いゲストハウスだと思います。これは意図したわけではないのですが、一度泊まりに来たゲストが国に帰ってからwayaを広めてくれているらしいです。

今では「札幌ならwaya」と、うちを目指して泊まりに来てくれる人もいるくらいなんですよ。旅先で味わえるアットホームな空気感が人気の理由のようで、「居心地がよかった」という感想をよくいただきます。

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ーwayaが盛り上がることで「札幌を元気にしたい」という思いはありますか?

木村)「必要だ」と思うことをやっているだけです。自分が一緒に働きたいと思える人と同じ目標に向かって働けるなら、場所は札幌に限定しなくてもいいと思っています。

ー1階を改装し、2015年8月に新しくBarスペースがオープンしましたね。Barを作ることになったのはなぜですか?

木村)「ゲストが快適で、地元の方も来やすい」、そんなゲストハウスにするためです。地元の方とゲストが一緒になってワイワイするのは楽しいのですが、お部屋でリラックスしたい方もいます。

そこで、とことん交流できる場所としてBarを作ることにしました。また、会社に幅を持たせるために、飲食業を経験しておきたいという考えもありました。

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▲Barには、ゲストだけでなく地元の方も訪れます

wayaのこれから

ー今後の目標を教えてください。

木村)wayaとは別に、60〜100人くらいの大きなゲストハウスをもう一軒作りたいです。また、「一緒に働きたい」と思う方は国籍を問わず共に働いてみたいとも思います。『場をつくり、世界をつなぐ』という会社のミッションに向けて動いていきたいです。

ー夢がどんどん膨らみますね。
木村 )は今、社会人2年目です。上司がいないということは、自由であると同時に大変です。自分でやることを見つけないといけないし、まだまだ出来ないこともたくさんあります。自分が一緒に働きたいと思える人と、一つずつ目標を達成していきたいと思っています。

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ー他にも目標はありますか?。

木村)最近では、ゲストハウス以外にも興味があります。北海道の雄大な土地を活かして、いつでもみんなが帰れる第二の故郷を作れたらいいなって考えているんですよ。

『場をつくり、世界をつなぐ』が僕たちの使命なので、国内外問わず多くの人を巻き混んで、「ただいま」と言える場を作りたいです。wayaはそのための第一歩なので、ここで学んだことを次に繋げていきます。

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▲Barスペースのカウンター

ー札幌に住んでよかったことを教えてください。

木村)「スーパーで売っている野菜のほとんどが北海道産」「夏にクーラーがいらない」「親切な人が多い」この3つです。 北海道産のアスパラガスは本当に美味しいし、蒸し暑さもありません。そして、まだまだ発展途中の街ですので、新しいことを実現しやすい場所だと思います。

ー木村さんはラーメン屋めぐりが趣味とお聞きしました。札幌のおすすめのラーメン屋さんを3つ教えてください。

木村)wayaに近い「いせのじょう」で醤油ラーメンと餃子を食べている時が一番幸せです。あとは、「ら〜めん 信玄」も美味しいし、二郎系の「シャカリキ」もぜひ一度食べてください。ラーメンの話をすると、食べたくなってきますね(笑)。

3人の若者と、CAMPFIREの94人のパトロンと、300人のボランティアスタッフの手でオープンしたゲストハウス『waya』。この1階に、2015年8月に新しくBarスペースがオープンしました。これからは宿泊だけでなく、ちょっと一杯飲みに行くのもおすすめです。   北の大地でどんどん夢が膨らむ、3人のこれからが楽しみです。

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【Guest House waya】

住所:北海道札幌市豊平区豊平2条4丁目1-43
電話:070-6607-0762 (予約専用)
オフィシャルサイト:http://waya-gh.com/