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ビリギャルを生んだSTORYS.JPから、オムニバス雑誌『STORYS.book』創刊!

2015年9月3日

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ビリギャルを生んだSTORYS.JPから、オムニバス雑誌『STORYS.book』創刊!

「泣ける映画」「泣けるマンガ」という見出しが溢れている昨今。

「お涙頂戴」な作品に飽き飽きしていた私が手にしたのは『STORYS.book 01』という一冊の本です。

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▲『STORYS.book 01』。表紙は、水中で撮影したという美しいマタニティフォト

こちらに収録されているのは、Webサイトに投稿された5つのストーリー。読み始めて数分で、静かな涙が頬を伝っていくことに気付きました。

読者を泣かせることもベストセラーになることも意図せず、「その時起きたこと・感じたこと」を綴っているからこそ、胸に迫ります。あまりに
もリアルでショッキングな内容に、涙が止まらないまま一気に読み進めました。

「STORYS.JP」とは

STORYS.JPは、人生のストーリーを共有するプラットフォームです。ここには、趣味や恋愛・仕事や海外など、様々なジャンルのストーリーが1万6,000以上投稿されています。書き手は一般の方が多く、日常のワンシーンや人生の分岐点など内容もバラエティに富んでいます。

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▲「STORYS.JP」オフィシャルサイトより

2014年にベストセラーとなった『学年でビリだったギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶應大学に現役で合格した話』(通称ビリギャル)もSTORYS.JPが発祥です。

こちらも、ビリギャルことさやかさんの塾の先生が「この頑張りを彼女の家族に届けたい」という想いで、STORYS.JPに彼女の話を投稿したことが始まりでした。

一人ひとりのストーリーを紙の本に

そんなSTORYS.JPを、Webの外へ。投稿されたストーリーを書籍化し、さらに多くの方に届けようと『STORYS.book』創刊プロジェクトがCAMPFIREにて実行されました。こちらは2015年8月に見事サクセス!

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こちらに収録されている『「お腹の子は、無脳児でした。」~葛藤と感動に包まれた5日間の記録~』(著・Handa Naoto)の冒頭部分はプロジェクトページでも紹介されています。

どこにでもいる夫婦の絶対に忘れることのできない7月7日。そこからストーリーは始まります。

あの日、医師から告げられた言葉ーー「無脳児って言うんだけどね。こういう事、稀にあるんだよね。お母さんのお腹の中では生きられるんだけど、脳がないから、産まれても生きられない。今の段階での治療法っていうのは、何もないんだよね」

『「お腹の子は、無脳児でした。」~葛藤と感動に包まれた5日間の記録~』(著・Handa Naoto)より引用

その言葉を耳にした時に、母親の全身を走った衝撃。必死の思いで夫へかけた電話。とりつかれたように「無脳児」で検索をかけ続ける姿。その一つ一つの場面がリアルに伝わってきます。

最初の3行で一気に引き込まれ、パソコンの画面に噛り付くようにして読みました。生きる意味や生きる喜びなど様々なことを考えさせられます。ぜひご一読ください。

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▲こちらは「5年でハイリスク妊娠、中絶、離婚、再婚、出産を経験した私が伝えたい事」(著・m m)の1ページ

プロジェクトページで語られたストーリーの続きが気になって、『STORYS.book』のページをどんどんとめくりました。日記のように語られていく「あの日」。経験者にしか分からない痛みと涙がここにあります。フィクションでは描けない、衝撃的な結末です。

「家族・命」にまつわるストーリーを全部で5つ収録。

写真提供は、Adam Oprisさんと、とみた わかさん。美しい写真と共に見ると、Webで読む時とは違った感動を味わうことができます。また、STORYS.book限定掲載のオリジナルストーリーも。

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▲表紙にも書かれている「家族の始まり。いのちの始まり。」のフレーズは、読後さらに強く胸に響きます

心に傷を抱えた人が過去を思い出すのは、簡単なことではありません。しかし、「自分のストーリーが誰かの力になるかもしれない」との想いで1冊の本が完成しました。
STORYS.bookを読み終えた時、もしあなたも過去を思い出すならば、そのストーリーをSTORYS.JPに投稿するのもいいかもしれません。あなたのストーリーが、また別の誰かに届きますように。

【STORYS.book 01】

価格:500円(税別)
※詳細は、STORYS.JP オフィシャルサイトにて

(Last Update:2016年9月13日)