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【動画100万再生!!】歴史を歌う、和楽ユニット萬月邸に話を聞いてきた

May 27, 2016

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【動画100万再生!!】歴史を歌う、和楽ユニット萬月邸に話を聞いてきた

動画配信サイトやCD、ライブなど様々なステージで活躍する萬月邸、今回は彼らの魅力に迫ります。

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歴史上の人物をテーマにした和楽アルバムを制作したい!『【傷林果】をそれっぽく歌ってみた』『和楽・千本櫻』の佳館杏ノ助・芙雪(綾部ふゆ)による、和楽器演奏家・杵家七三社中、人気ボカロPをはじめとした作曲家陣、そして史上初のコラボとなる平家琵琶相伝者を迎えたアルバム制作プロジェクト

https://camp-fire.jp/projects/view/6081

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ヴォーカリスト 佳館杏ノ助(よしたてきょうのすけ)

フリーランスで活動しているヴォーカリスト。東京都出身。

独特な節回しと幅広い声域を自在に操る。

萬月邸のヴォーカリストとしての活動のほか、『VOCALOID2・VOCALOID4 猫村いろは(CV担当)』『魁乙女逆風くん(オトメン逆風くん役・歌 / 静岡放送&DLE) 』、『徳川家康公顕彰400年記念パンパカパンツ楽曲(静岡放送&DLE) 』、『歴史再現映画・孤島の誓い』の主題歌も担当。(目羅嘉也監督「第一回新人監督映画祭」招聘作品)

ニコニコ動画において、邦楽演奏家らによるボーカロイド曲やゲーム音楽を邦楽アレンジする企画にも参加。

『邦楽(和楽)』と『動画カルチャー』の融合を成功させたひとりとして、世代を問わず注目を集め続けている。

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芙雪(ふゆ) ※ライター名義:綾部ふゆ

歌人、作詞家、シナリオライター。東京都出身。

「第五十一回 短歌研究新人賞」佳作。「『Mei(冥)』創刊記念Twitter怪談短歌コンテスト」大賞(石川美南賞)受賞。

“綾部ふゆ”名義で、シナリオと作詞の分野でも活動中。

【作詞】

『絶対輪廻退夢ちゃん』、『魁乙女逆風くん』、『徳川家康公顕彰400年記念「家康公といっしょにパンパカパンツ」』(SBS&DLE)

『みんなでぺいぺい~磐田のまちに出発だ!!~』(磐田市&DLE)、『ドレミファ ナラシド♪』(習志野市&DLE)

【シナリオ・脚本】

『アニメ・ぱんきす!2次元』(脚本一部担当)、『明治東亰恋伽~トワヰライト・キス~』(キャラクターシナリオ一部担当)ほか

ーなんか……、すごい人たちなんですね!? ボーカロイドの声とかもやってますし
佳館さん:いやいや。僕らが色んなお仕事をさせていただけるようになったきっかけはニコニコ動画なんですよ。ボーカロイドの声をやらせていただいた時に、初めてニコニコ動画の「歌ってみた」ってジャンルを知って。

それから色々動画を観ていた時に、東方プロジェクトの曲をアレンジ演奏した、【邦楽BadApple!!】の動画を観たんです。衝撃を受けました。それで「あの曲に歌を入れようと思うんだけど」って芙雪に相談したら、元々ある歌詞を古い言葉に直して書いてくれたんです。

ーそれが「【それっぽく歌ってみました】邦楽 BadApple!!-傷林果-【杏ノ助】」ですね
佳館さん:そうです。でも、ヒットするまで1ヶ月かかったんですよ。ある時ニコニコ界隈で有名な方が拡散してくれて、みるみるうちに再生数が伸びまして。全ての通知をONにしていたので、携帯が鳴りっぱなしでした(笑)

そこからですね、色んな方々から「何かやりませんか?」と御誘い頂き、ご縁が広がるようになったのは。

ー出世のスピードがすごい。瞬く間に有名になったんですね。芙雪さんとはいつから一緒にやってたんですか?
芙雪さん:本格的なのは最初にあげた「【それっぽく歌ってみました】邦楽 BadApple!!-傷林果-【杏ノ助】」からですね。まぁ兄妹なので、元々一緒にはいましたが……。

……え?

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兄妹?

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……兄妹!?

佳館さん、芙雪さん:そうです。

ー何というか……似てないのでビックリしました。
芙雪さん:そうですね。よく言われます(笑)

—兄妹で活動してるって凄いですね。芙雪さんの書く文語の歌詞も素敵です。
芙雪さん:ありがとうございます。学生時代に短歌の授業を受けていたんですが、その時に「現代の言葉だけじゃなく、文語で短歌を詠む」というのをやっていまして。その経験を生かして歌詞を書きました。最初に聴いた【邦楽BadApple!!】が凄くカッコよくて、数時間で歌詞が書けました。

—兄妹揃って感化されたという事ですね
芙雪さん:そうですね。やってみてわかった事なんですが、杏ノ助(兄)に歌ってもらいながら歌詞の確認をした時に、書き言葉だと「カッコ悪いかな?」と思う表現でも、歌うとカッコいい響きになるという発見がありました。初めての事だったので、色々試しながら作りましたね。

—なるほど、兄妹ならではの作業ですね。

歌手活動10年以上。自分には、歌しかなかった

—杏ノ助さんは歌の活動始めて10年以上になるんですよね
佳館さん:気づいたらそんな感じでした。その間に演劇とか色々やってたんですよ。それでも結局、歌に戻ってきて……。

嫌になる事はあったけど、ファンの人の声を聞くと励みになるのもありますし、やっぱり自分は歌ってる方がカッコイイな、と。自分には歌しかなかったんです。

—自分のカッコイイところを自覚してるっていうのは凄い
佳館さん:それでも、ニコニコ動画の「歌ってみた」をやる人はどんどん増えていって、そのジャンルが飽和状態にあると思うんです。ニコニコ超会議にも出させてもらってますが、出演者はあまり変わってない印象ですし……今はどれだけ新規のファンを増やすかが課題になっています。

—今回のCAMPFIREのプロジェクトがいいきっかけになるといいですね
佳館さん:そうなんですよね……。我々はとにかくアナログな人間でして。CAMPFIREの「プロジェクトを立ち上げる」をクリックするのも凄く躊躇しました(笑)「大丈夫かな?」「これを押したらもうお金集めなきゃいけないのかな?」とか色々。そんな事ないのに(笑)

—手軽にプロジェクトを作れるのがCAMPFIREの魅力の一つなんですが……そんなに躊躇したんですか?!
芙雪さん:杏ノ助は、職人気質というか……。根が兎に角真面目なんです。

佳館さん:ビビりとも言う。

—そこまでは言ってないです

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職人気質の杏ノ助さん、見た目の美しさとは真逆に「クリックするの本当にビビった」と言っている様子。お茶目。

インターネットで集まった仲間達だからこそ、インターネットを通して広めたい。このプロジェクトに対する想い

—今回、演奏者や製作陣の方も凄い人達が揃ってますよね。それはやっぱり動画を配信してから繋がった方々なんでしょうか?
芙雪さん:そうです! 今回のプロジェクトを説明し、「杏ノ助だったら」といって賛同してくれた方々です。

佳館さん:本当に、感謝しかありません。それもあって、尚の事成功させたいですね。

—今回、歴史上の人物をテーマにしたアルバムを製作するという事ですが、このプロジェクに対する想いとは?
佳館さん:ニコニコ動画をはじめとした動画の分野で活動しているというのと、歴史をテーマにしているという事で、どうしても我々の事を知らない初めての方にとっては、入り口が狭く見られがちだとは思います。

でも、歴史を勉強し始めた学生の方や、歴史を知っている方が聴いても楽しい作品になると思っています。

芙雪さん:あとは、当初の動機からずっと変わっていない事なんですが、若い世代の方々に本物の和楽器の音と、日本語の美しさや面白さを届けたいというのがあります。実際にファンの方は「親子で聴いてます!」とか「お婆ちゃんと聴いてます!」と言ってくださってます。

—色んな世代の人が聴いて楽しめる作品になってるんですね
芙雪さん:そうですね。演奏者の方々も、私たちの想いに賛同してくださっています。あとは「杏ノ助だから」と!

—杏ノ助ブランド凄いな……。

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歴史上の人物の事を楽しくお話してる芙雪さん。お二人とも本当に歴史が好きで、自分たちの活動をきっかけに色んな人に日本の文化を好きになって欲しいと言っていました。

—では最後に、ファンの方々やこれから支援して頂く初めての皆さんに一言お願いします
芙雪さん:今回のプロジェクトは、“今の私達だから出来る事”の一つで、プロジェクトを成功させることがゴールだとは思っていません。私達はヴォーカリストと作詞家しかいないユニットですが、たくさんのクリエイターの方々とご一緒したい、それで「みんなが集まる場所」にしたいという想いを込めて、萬月邸というユニット名にしました。

このプロジェクトをきっかけに、たくさんの方に私達の音楽を聴いてほしいと思っていますし、色んなクリエイターの方々とも繋がっていければと思っています。

佳館さん:やっぱり、この日本の文化とか芸能を、よりみんなに知って欲しい、感じて欲しいと思ったのが活動のきっかけなので、僕らより若い世代の方たちや外国の方々にも「日本ってカッコいい国なんだよ!」というのを知って欲しいというのが一番にあります。

あとはこれまでの活動でお世話になった演奏家やクリエイターの方々にも、恩を返すという意味でもプロジェクトを成功させたいですね。あとはCDを作ったあとに鏡開きがしたい!

芙雪さん:いいね!いいお酒が飲みたい……!

—鏡開きいいですね! 本日はありがとうございました!

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ということで萬月邸のお二人にお話しを聞いてきました。

妖美な写真からは想像つかないような明るく、時々お茶目な印象でしたが、時折見せる作品や日本の文化に込められた熱い想いを語る職人のようにも感じられました。

そんな萬月邸ですが、6月に直接お見受け出来る場がありますのでご紹介させていただきます。

  • 2016年6月24日(金)
  • OPEN 19:00/START 19:30
  • 四谷LIVE INN MAGIC:http://pafrocks.com/access.html
  • チケット:前売2,500円/当日3,000円(共に1D別)

ご予約お問い合わせは公式WEBより:http://bangetu-tei.jp

当日は、ご自身の口から今回のプロジェクトについてお話し頂けると思います。力強く、美しい歌声も必見です。

萬月邸さんのプロジェクトはこちら:https://camp-fire.jp/projects/view/6081