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【3者対談】CAMPFIRE × 渋谷区 × フューチャーセッションズ

August 9, 2017

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【3者対談】CAMPFIRE × 渋谷区 × フューチャーセッションズ

株式会社CAMPFIRE、渋谷区、株式会社フューチャーセッションズの3者は、「地域活性化のためのクラウドファンディングに関する協定」を2017年7月13日に締結しました。

今後は、地域課題解決プロジェクトに対し、3者がクラウドファンディングでの資金調達に関わる運営・広報等の支援を行い、渋谷区を活性化して参ります。

渋谷に特化したクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE×LOCAL SHIBUYA

この度の締結を記念し、CAMPFIRE × 渋谷区 × フューチャーセッションズ3者の代表者対談を行いました。渋谷区への想いや今後の展望について、話を聞きます。

【3者対談】CAMPFIRE × 渋谷区 × フューチャーセッションズ


対談参加者

左:株式会社フューチャーセッションズ 代表取締役社長 野村恭彦様
中央:渋谷区長 長谷部健様
右:株式会社CAMPFIRE 代表取締役社長 家入一真

野村
東京23区の自治体は企業からの税金ではなく、主に住民の税金で支えているんですよね。
特に渋谷は、区の外から人が大勢やって来るので、住民以外に向けたサービスを自治体が事業化しづらいという状況がある。だから、「外から来る人たちも、自分たちで地域を支える」という枠組みが必要だと思っています。
長谷部
そうですね。例えば渋谷区を「経営」という視点から考えると、住民税などが収入に当たります。そして、東京23区「特別区」という言葉はご存知の方も多いかもしれませんが、これは「23区兄弟」と考えてもらうとわかりやすいと思います。

23区の法人住民税や固定資産税を東京都が吸い上げて兄弟に分けるんです。別の言い方をすると、渋谷で活動している企業が納めた税金の多くが、他の区に流れてしまう仕組みなんですね。

家入
へぇー。そうなんですか!
長谷部
渋谷区は裕福だと思われていますが、そんなことはなくて。
ただ、企業が集まっているので、それぞれの企業がより活動しやすくすることでさらに高い収益を上げ、高い税資金を納められるような支援をしていきたいです。

長谷部
例えば、原宿駅の駅舎は老朽化から建て替えが予定されているのですが、「今ある駅舎を残したい」という話があります。

JRという一つの企業に対して全てを負わせるのは酷だと思いますし、地元自治体が全部引き受けて残そうとすると何十億円もかかってしまう。
じゃあ「それを住民税でやるの?」という話になると、原宿駅の利用者の9割は渋谷区民ではない。

野村
たしかにそうですよね。
長谷部
あの駅舎に思いを寄せている人は日本中・世界中にいるから、そういう人が集まって「一緒に残そう」とお金を集めるとしたら、クラウドファンディングが最適だと思うんです。

長谷部
今回開始したプロジェクト「こどもテーブル」は、社会福祉協議会に「子ども基金」という枠を作ったため、そこで融資をすると非課税になります。

クラウドファンディングの場合は非課税にするのは難しいですが、渋谷のグッズという返礼品がある。非課税になることと特典があること、それは選べる自由だと思います。

野村
そういう意味では、僕らも「挑戦者を増やしたい」という思いから今回のプロジェクトを動かし始めました。
人を応援するだけではなく、「渋谷区」という街を応援する人がたくさん立ち上がった。

結果として、この「渋谷に特化したクラウドファンディング」が、挑戦者を支援するとともに、渋谷で暮らす人、働く人、遊びに来る人にとって、街に関わる入り口になるといいなと思っています。

長谷部
クラウドファンディングは地方の財政をサポートする「ふるさと納税」の考え方とは異なり、「この街をさらにもっとアクティブにしていこう」っていう能動的なもの。
「行政が取り組む」という意味ではある意味ふるさと納税なんですが、渋谷区は企業も人も集まる街なので、税金以外のやり方もあると思いますね。

渋谷区は、東京の課題の縮図

野村
家入さんは「CAMPFIRE × LOCAL」のサービスを開始した時に、まさか渋谷でやるとは思わなかったのではないですか?
家入
そうですね。むしろ地方ばかりを見ていたので、まさか渋谷区で取り組めることになるとは予想していませんでした。

ただ、渋谷が輝き続けると、日本の他の地域にとっての光や希望にもなると思うので、僕らが住み働いている場所で何ができるかを考えるのは、本質的にやりたかったことです。

長谷部
渋谷区は、東京の課題の縮図みたいなところあるんですよ。

裕福な人も貧困の人も、ずっとこの街に住んでいる人も新しく来た人もいる。国別だと100カ国くらいの方が住んでいて、都市が抱えている課題もすべてあるので、渋谷が解決すると、東京中に解決の輪が広がっていく可能性があります。

野村
IoT、ビッグデータ、自動運転など、街がイノベーションの中心的なフィールドになって来ています。これからは、自治体がイノベーションの中心プレイヤーになる時代です。

CAMPFIREさんのような企業がイノベーションのプラットフォームを作り、今度は自治体の人がイノベーションのプレイヤーとして活躍する。ビジネスの力を活用することで、自治体で働いている方の意識もどんどん外向きになり、いろいろな人とコラボレーションし、スピードも上がります。

野村
職員の方が外に出て他の人たちをやる気にさせて応援する文化ができるといいと思いました。
長谷部
ディフェンスばかりにならず、バランスを取りつつ、オフェンスもしたい。
野村
最終的には住民の主体性が高まり、お願いするだけではなく「自分たちでやろうよ」という人が増えて、それを行政が応援するところまでいくといいですね。

「未来をたくらむ共犯者」

野村
「CAMPFIRE×LOCAL SHIBUYA」の中で、今まで知らなかったような志を持った人たちがどんどん出てきて、渋谷のラジオにも出て、ネットワークしていくと楽しいですね。
家入
今までモヤモヤしてたけれど、どうやって一歩踏み出したらいいかわからなかった人ってたくさんいると思います。

僕らはよく「共感から共犯へ」という言い方をしています。
共感して応援するっていうのももちろん一つではあるんですが、それだけだとちょっと弱い。むしろ、お金も出して自分もその主体に加わっていくってことを僕らは「共犯関係」と呼んでいるんです。

家入
CAMPFIREでも、周囲を巻き込むプロジェクトはすごく伸びます。
「Twitterで拡散するよ」とかももちろんいいと思うし、「自分だったらこういうところを手伝えるよ」っていう人がいると、それを見た別の人に連鎖する。

共犯のハンは犯罪のハンなので言葉として正しいかどうかはわからないですが(笑)。

長谷部
僕たちは「未来をたくらむ共犯者」という表現をしますね。
家入
その言い方いいですね!それちょっとメモっときます。

一同:笑

野村
今回の「こどもテーブル」で育った子供たちが、またそういうマインドを持った人たちに手を差し伸べていけるといいですね。
家入
そうですよね、広がっていきますよね。
野村
家入さんは、今後の「CAMPFIRE×LOCAL」 についてどのような構想をお持ちですか?
家入
行政や自治体の方と一緒にできることで、今までぱきっと分かれていた部分のグラデーション部分を繋げる役目ができたらいいなって思っています。

例えば、アメリカとかのクラウドファンディングでは公共の施設のリノベーションや廃校の民間企業による活用が行われています。それが渋谷という場所で実現できれば、それを見た別の地域の方も興味を持ってくださると思うので、そういう事例を作っていきたいです。

野村
挑戦者が出てくることを前提とした都市のインフラが整うと、今後は課題があると、自然と誰かが立ち上がるようになっていくかもしれませんね。

「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」

渋谷の多様性を活かし、「ここにしかない渋谷」をつくる活動が、いまあふれています。
渋谷区に住む人、働く人、遊びにくる人など、渋谷が大好きなみんなと、渋谷を面白くするチャンレジを協創して参ります。

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