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ロート製薬の新規事業『PALETAS』が型破りな企画に挑戦できた理由【CAMPFIRE CAMP vol.4】

ロート製薬の新規事業『PALETAS』が型破りな企画に挑戦できた理由【CAMPFIRE CAMP vol.4】

クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREが主催するイベント「CAMPFIRE CAMP」。プラットフォームとして様々な分野の方々とお会いする中でいただいた“学びのタネ”を、皆さまとシェアしたいという想いでフード担当のメンバーを中心に運営しています。

第4回は「ロート製薬の新規事業『PALETAS』が型破りな企画に挑戦できた理由」というテーマで8月6日に開催。(特に企業にお勤めの皆様から多数お申込みいただき、イベント公開後数日で満席!)
CAMPFIREで「生産者さんと一緒に【極みパレタス】を作りたい!第一弾食べる宝石”ミガキイチゴ”!」というプロジェクトを現在実施している、ロート製薬株式会社の菊池容子さん、そして、パレタスの食材提供・商品企画で協力をされている株式会社GRAの岩佐大輝さんをお招きし、なぜロート製薬という大企業がクラウドファンディングを実施できたのか、二社がなぜ協業することになったのか、などをお話を聞きました。

登壇者

ロート製薬株式会社広報・CSV推進部 菊池容子さん

株式会社GRA代表取締役CEO 岩佐大輝さん

ーそもそもなぜロート製薬がアイスの事業を手がけられているのでしょうか?

菊池さん:ロート製薬は「NEVER SAY NEVER」というコーポレート・アイデンティティを掲げ、世の中を健康にするために自分の進むべき道を見据え、どんな困難にもめげず常識の枠を超えてチャレンジし続けることを目指しています。ロート製薬は”製薬会社”というイメージが強いかもしれませんし、それも間違いではないのですが、最終的に目指すのは”薬を売ること”ではなく”世の中を健康にすること”ですので、極論で言うと薬がいらない社会を目指しています。その中で私たちにとって身近な食にも力を入れようということで、レストラン事業や農業、そして国産フルーツを中心に使用したアイス「PALETAS」の事業を展開してきました。

ー今回、パレタスで実施されているプロジェクトの概要を教えてください。

菊池さん:パレタスが5周年を迎えるという節目の中でみなさんに知っていただきたかったのは、パレタスがただアイスを作っている訳ではなく、産地や生産者さんと手を組んで、地域の美味しさをそのまま全国に届けたいという想いを持っているということ。それを考えた時、思い浮かんだのがクラウドファンディングでした。クラウドファンディングは「ものを売る」というより「きちんと想いを伝えて共感してもらった方にファンになってもらえる」というイメージがあったんです。

そしてせっかくであれば、クラウドファンディングでしか取り組めないような、通常より生産者さんと共に”極み”を目指せるような企画をしたいということで、食べる宝石「ミガキイチゴ」を生産されている岩佐さんにお声がけし、「極みパレタス」を作る企画を立ち上げました。もともと、パレタスのミガキイチゴはラインナップとしてあるので、そこから更に極みを目指す1本ということになります。

ー大企業にお勤めの方でクラウドファンディングにご関心をお持ちの方も多いのですが、なかなか会社に理解してもらえないという声をよく聞きます。その点、菊池さんはどのようにして乗り越えたのでしょうか。

菊池さん:もちろん、社内でも反対の声も含めていろんな意見がありましたが、「大きくコストをかけずPRができる点、クラウドファンディングを通して普段声を届けることのできない方々に想いを届けられる点」について何度も伝えていきました。結果的には社風の「何もしないよりチャレンジした方が良い」というのもあって、実現することができました。
実際に活用してみてクラウドファンディングをきっかけに新しいファンを獲得できましたし、支援してくださった方からの応援メッセージで励まされることもあります。

ー岩佐さんは今回の企画を聞いた時、すぐに賛同されたのでしょうか。

岩佐さん:ロート製薬さんとは、東日本大震災後に僕が東京から宮城に戻ってイチゴを生産し始めた時からの繋がりがありました。ロート製薬さんは、震災後すぐに現地での活動を始めてくださったりイチゴを仕入れてくださったりしてくれていたので、本当に感謝していて。損得はあまり関係なく、ロート製薬さんの企画することならぜひご一緒したいと思いすぐに賛同しました。

ただ、賛同したものの僕は大きく表に出ないようにしました。
たしかに僕がSNSなどで定期的に発信したりすると既に僕を応援してくれている方が支援をしてくれてすぐに達成する可能性はありますが、それだけだと内輪ノリで終わってしまう。それはあまりロート製薬さんにとっても良くないと思ったんです。これまでパレタスやミガキイチゴを知らなかったという方にもファンになってもらうために、発信の仕方は意識しました。クラウドファンディングでは、身内からだけの支援で終わらせないためにあえて発信を控えるという我慢も必要な気はしてます。

菊池さん:
そうですね。私も、岩佐さんのお話も受けて、あえて社内だけで支援が集まることがないよう大々的に社内告知は行なっていません。
そのため、支援コメントなどを見るとプレスリリースを配信して取り上げていただいたWEBメディアや、CAMPFIREのニュースレターから知ってくださった方など、新規のお客様も多いようです。

菅本:
プレスリリースの配信やニュースレターなど、新規顧客を獲得するためのお手伝いができて嬉しいです。
引き続き達成に向けて私たちも頑張ります。

ー「極みパレタス」のサンプル作りにも岩佐さんは関わっていらっしゃったのですか?

岩佐さん:はい。アイスの味は何度もサンプルを作り直してもらいました。やっぱり、生産者とアイスのシェフが究極までこだわる1000円のアイスというのであれば、それだけの感動を与えなくてはいけないですから。何度もチェックさせていただき、納得がいくまで極めて1本となりました。1個1000円にもなるミガキイチゴを、果実部分はもちろんつなぎの部分にまでふんだんに使用してもらっています。

菊池さん:シェフは大変そうでしたが(笑)なんとか完成しました。こだわりにこだわったアイスですので、ぜひみなさんに楽しんでいただきたいです。

ーお二人がこれから挑戦されたいことについて、ぜひ教えてください。

岩佐さん:コラボについては、たくさん動いています。黒酢だったり日本酒だったり。生のイチゴだけでは限界がありますし、僕たちは”非自前主義”なので自分達だけの力ではなくどこと組んだらもっと面白い挑戦ができるか常に考えています。

菊池さん:ロート製薬としては、食の分野でさらに挑戦を続けていきたいと考えています。その中で、ロート製薬がこれまで積み重ねてきた製薬会社ならではの技術もきちんと活かしていきたいですね。

▼左からCAMPFIREのフード担当菅本、ロート製薬の菊池さん、CAMPFIRE PRの田

それぞれの場所、それぞれの立場でいかに挑戦を続けて行くかについて考えさせていただいた1時間でした。
トークセッション後は、現在発売中のミガキイチゴのパレタスで乾杯!みなさん、その美味しさに驚きつつ”極み”シリーズへの期待が更に高まっていたようです。

極みパレタスプロジェクトは、2018年8月19日23:59までご支援を受け付けています。クラウドファンディングでしか手に入らないパレタスですのでお見逃しなく!