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ポートレイト写真の歴史的レンズ「Petzval Lens Launch Event」に行ってきました!

2014年10月2日

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ポートレイト写真の歴史的レンズ「Petzval Lens Launch Event」に行ってきました!

2014年9月4日、3331 Arts Chiyodaで開催された「Petzval Lens Launch Event」のレポートをお送りします!

同日に一般発売されたLomography『Petzvalレンズ』の門出を祝うこのスペシャルイベントは、『Petzvalレンズ』カラーにちなんだBlack and Brass(黒とゴールド)をドレスコードに指定されていました。

参加者はポイントにBlack and Brassを取り入れたり、Petzvalレンズ付きのカメラを持参したりと、この日を待ちわびていた様子が伺えました。

Petzvalレンズとは

オーストリア・ウィーンで1840年に誕生し、ポートレイト写真に大きな影響を与えた歴史的レンズのひとつです。

撮影された写真は中央がシャープで、背景に渦巻くボケが現れる特徴があり、他のレンズやフィルター効果では再現できない独特な写りを表現します。

こんなに背景の渦巻きがはっきりと丸くなるのはPetzvalだけだそうです。

展示1

世界のPezvalアーティストによる作品の展示。背景が渦巻きになっています。

この歴史的なレンズを現代に蘇らせるためにCAMPFIREで支援を募ったところ、プロジェクトを掲載したその日の内にSUCCESSし、掲載終了時には250名以上の支援者からCAMPFIRE史上最高支援金額を達成する偉業を成し遂げました。

現在もその記録は塗り替えられていません。

こうした多くのサポートを受け、「Lomography Petzval Lens」として、現代のフォトグラファーに合わせた理想の形で復刻させることに成功しました。

▲大人気の真鍮製(ブラス)。ネジを回してフォーカスを合わせます

▲大人気の真鍮製(ブラス)。ネジを回してフォーカスを合わせます

従来のPetzvalレンズとは異なり、アナログ、デジタルを問わず使用可能で、Canon EFマウントとNikon Fマウントのカメラで使用できるよう設計されています。

デジタル一眼レフならムービー撮影も可能なので、Petzvalが表現する世界観をもっと楽しめそうです!

Petzval Lens Launch Event

Petzval4

3331 Arts Chiyodaの1階で開催されました

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至るところにLomographyの写真が

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Paint & Supplyさんによるチョークアート

会場は、世界のPetzvalアーティストによる展示作品や各国で撮影された動画の上映など、もし自分で使ってみたらどんな写真が撮れるだろう…と想像を掻き立てられる空間が広がっていました。

特に試撮ブースでは自分で撮影することも、被写体になることもでき、購買欲求が自然と湧いてきます。

Petzval7

星型の絞りプレートを試しました

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電球が飾られた試撮ブースで撮影すると…

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丸い電球が星になってる!

Petzval Artist Talk show

イベントのトークショーでは特別ゲストとして、CAMPFIRE チーフキュレーターの出川が登壇しましたので、その模様も併せてお伝えしたいと思います。

Pezval_talk1

▲参加者の男女比は4:6。女性が少し多い印象でした

トークショーにはロモジャパン 星希依子さん、最初にPetzvalを使った日本人カメラマン仁志しおりさん、CAMPFIRE チーフキュレーター出川の3名が登壇しました。

まず始めに、星さんから「CAMPFIREで支援してくださった方は居ますか?」という問いかけが。

手を挙げてくださった皆さん、ありがとうございます!

続いて、仁志さんと出川が実際にPetzvalで撮影した際のことをそれぞれ答えていく形でトークショーは進みます。

Q1 最初に使った印象はどうでしたか?

仁志さん:まず見た目がかっこいいと思いました。ですが、持ってみると重いし、操作も難しいし、壊したらどうしようという不安もありました。

出川:持った時の重さ、真鍮の冷たさと高級感が印象的でした。また壊れるのが心配だな、とも思いました。

Q2 1週間という短期間のお試しでしたが、実際に使ってみた印象は?

仁志さん:最初の印象よりも操作があまり難しくなかったです。ネジを回してフォーカスを合わせたり、絞りプレートを変えたり、時間が掛かるので少しストレスに感じました。でもそれも新しくて面白く感じられました。

出川:ネジが指に馴染んで、難しい印象は無くなりました。ネジをゆっくり回すと、フォーカスがじんわり合っていくのが素敵です。

Q3 Petzvalレンズがおもしろいと感じたのはどんなところですか?

仁志さん:フォーカスが段々合ってくると「きた!」と思うのが楽しいです。他のレンズにはないディテールと水彩画のような滲みがいいですね。

出川:綺麗な滲みです。あと、ポートレイトを撮影していると、被写体になった人が「カメラ貸して!」って言ってくるんですよ。レンズの物珍しさが緊張感を無くしてくれるのがいい。

Q4 海外に持って行くとしたらどこでどんな撮影をしますか?

仁志さん:ポートレートが好きですし、このレンズで人物を撮るとドラマが生まれるので、USAのウッドストックで人物のドキュメントや、ロングビーチでサーファーを撮りたいです。

出川:木漏れ日や雪山、森など、自然の風景がぼやけている場所で撮影してみたいです。

Q5 ぼけでこだわっているところはどこですか?

仁志さん:ぼけていてもぼけていなくても気にしていません。ぼけが不思議な絵を作るので、それがおもしろく撮れるのなら特にこだわらずに撮影しています。

出川:肉眼で見た時にいいな、と思った所にピントを合わせて他はぼかします。女の子の目が好きなので目に合わせて撮影したんですが、Petzvalは理想にピッタリなレンズだと感じました。物の一部にピントを合わせるだけでおもしろいです。

Q6 購入を検討している方にアドバイスをお願いします。

仁志さん:背景をぼかして、被写体にばっちりピントを合わせるのはぜひ最初に試してみてください。あとは、全てにフォーカスがあってなくても十分キレイなので楽しんでみてください!

出川:怖がらずに外に持って行って!最初は高級なディテールの印象が強いですが、どんどん外に持って出て、撮影してみてください。

petzval_集合

▲星希依子さん(左)仁志しおりさん(中央)出川(右)

会場内でも黒よりも人気のあった真鍮レンズは、外に持っていくと色んな人に見られて注目を浴びるそうです。

アナログレンズなのでデジタルよりも手間が掛かりますが、それも新鮮に感じながら撮影を楽しめるということで、アナログレンズが初心者の方でもこの機会に試してみるのも良さそうです。

いつもと違うレンズにつられて、いつもと違う、興味津々な被写体の表情が現れる、なんてことも大きな楽しみになりますね。