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若い人たちに夢を与える。平成生まれ初の東コレデザイナー|Noir Fr 益田翔太

May 25, 2015

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若い人たちに夢を与える。平成生まれ初の東コレデザイナー|Noir Fr 益田翔太

2015年3月20日、「日本の若手デザイナーの新しい未来を切り開いていく」という強い志を持った、平成元年生まれ25歳の若きデザイナー益田翔太さんが手がけるファッションブランド『Noir Fr』がMercedes-Benz Fashion Week TOKYO(東京コレクション) 2015-16A/Wにてファッションショーを開催。

CAMPFIREで、2シーズン目のショー形式でのコレクション発表となる、東京コレクション出展費用を募集したプロジェクトを行い、30日間で102人から約130万円の支援を集めることに成功しました。

渋谷ヒカリエで行われたファッションショーは支援した人々で席が埋まり、益田翔太さんと支援者との交流が見られるなど、大盛況のなか幕を閉じました。

平成生まれ初の東京コレクション参加デザイナー、益田翔太とは

平成元年7月12日 長崎県生まれ。バイヤーを目指し、福岡の大村ファッションデザイン専門学校のファッションビジネス科に入学。

様々な服に触れてる中で既存の服に満足出来なくなりデザイナーになることを決意。2010-2011A/WよりNoir Frをスタート。

Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2015S/Sに初参加。平成生まれ初の東コレデザイナーとなる。

「兄弟のように大切な服であってほしい」と願いを込めたブランド “Noir Fr”

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『Noir Fr』は フランス語の”noir frère”(ノア フレール)に由来した「漆黒の兄弟」を意味し、「兄弟のように大切な服であってほしい」という願いが込められています。

益田翔太さん自身が好む黒を基調とし、男女問わず人をスタイリッシュに美しくみせるための服づくりを追求。

公式オンラインショップやセレクトショップXANADUTOKYOで展開されています。

 “SHINOBI” 「現代そして未来に”忍”がいたとしたら、こんな服を着ているのではないでしょうか?」

2015-16AWシーズンのテーマは”SHINOBI”。

昔の忍者そのものではなく、現在・未来に忍者がいたとしたらこんな格好をしているのではといった着想から、ネックや袖口、裾に深いリブ素材を多用し、忍者のようなぴったりとしたシルエットを表現。

海外に向けて展開していきたいという気持ちが一番強いため、日本らしさをしっかりアピールできるコレクションを目指しました。

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今回のコレクションではさらに益田さんらしさ、Noir Frらしさを打ち出すために、前回のコレクションよりもさらに黒を多用。

白地に黒のメッシュ地のチュール素材を縫い込んだシャツがコントラストを生み、シルバーの箔を転写した光沢のある素材感が際立ちます。シャツ地とチュールは伸縮性が全く異なるため、生地から綺麗に仕上げるためにはかなりの時間を要したそうです。

着物のようなデザインの合わせが特徴的なカーディガンは、あえて日本人のモデルに着せることでSHINOBIらしさを体現。益田さん自身も、「ジェダイの騎士のようにライトセーバーが似合いそうな」一着と表現しています。

モードとストリートの融合が意識され、流行のジャポニズムのムードも漂うコレクションに仕上がっています。

Photo:Yuki Ogawa

プロジェクトをきっかけに、服に興味がない人たちにも自分のブランドを知ってほしい

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益田さんはクラウドファンディングでショーの資金を募ることで、今まで自身のブランドを知らなかった人たちとのつながりを感じることができたと言います。

「フロントロウ(※1)でファッションショーを見るのが夢だった!」と支援者から言われたことが益田さんはとにかく嬉しかったそうです。

※1:フロントロウ(最前列の席:通常はバイヤーやファッション誌の編集者、著名人が招待される席)

若いひとたちに夢を与えることをやりたい!

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▲以前行われたショー前のバックステージの様子

「クラウドファンディングは誰でも参加できるし、誰でも成功させることができる」という、若い人が希望を持てるようなひとつの形を作り上げたかったという益田さん。

「せっかくだからパトロンになることで、今までファッションに興味を持っていなかったような人たちにも、日常では体験できないような最前列の席でファッションショーを体験してほしい。」そんな想いから手が届きやすいよう、1万円のリターンにフロントロウのリターンを設定したそうです。

ファッションショーの後、益田さんはフロントロウのリターンを支援したパトロンと話をする機会があり、つながりを感じられ感極まったご様子でした。

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益田さん自身も「ショーのための服を作りたい」といった想いからブランドをスタートした経緯もあり、
パトロンと一緒に「みんなでショーを作りたい!」という気持ちが強くあったそう。

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▲意気込みを感じた手書きのメッセージ

本コレクションで着用された21ルックのサンプルはすべて益田翔太さんの手によるもので、福岡から東京へ出発する直前まで製作していたと言います。

益田さんを支える広報スタッフの前川さんは「東京コレクションでの発表やファッションショーの実現は努力しだいで可能!デザイナーひとりで全てを行っているブランドはNoir Frぐらいではないか」と思ったそうです。

そんな益田さんの行動力が原動力となり、クラウドファンディングから東京コレクションでの発表という、ひとつの形を成功させたのではないでしょうか。

30歳までにパリコレクションでの発表を目指して

益田さんには、CAMPFIREを通して、自身のブランドの発表を盛り上げることはもちろん、東京コレクション自体も盛り上げたいという想いがありました。

海外からの評価や反響も多いため、今後はニューヨークやロンドン、パリとなるべくはやく海外で発表を目指しているとのこと。

また、ヨーロッパのみではなくアジアに向けても発信していき、ゆくゆくはパリコレクションの公式スケジュールで発表し、直営店を持つことが目標だと語ってくれました。

プロジェクトタイトルにもあった「若手に希望を!」という想いを今回の東京コレクションで実現した益田翔太さんと『Noir Fr』の今後の展開に注目です。