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【おとぎ町ビエンナーレの魅力】キングコング西野さん・ホームレス小谷さんに聞いてきた!

August 21, 2015

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【おとぎ町ビエンナーレの魅力】キングコング西野さん・ホームレス小谷さんに聞いてきた!

お笑い芸人であると同時に絵本作家としても活躍する、キングコング西野亮廣さん。2013年にはCAMPFIREで「ニューヨークでの個展開催プロジェクト」をサクセスさせ、今やその人気は国内に留まりません。

現在『にしの あきひろ絵本原画展 in おとぎ町ビエンナーレ』を東京・青山の伊藤忠青山アートスクエアにて開催しています。

そして、こちらのボランティアスタッフのリーダーを西野さんに任命されたのは、SNSホームレスという肩書きで活動しているホームレス小谷さん。小谷さんが実施した、「おとぎ町ビエンナーレの美術小物の制作費用を集めるプロジェクト」も先日見事にサクセスしました。

0.03ミリの黒色ペンのみで描く緻密な絵で人々を魅了する西野さんと、自叙伝『笑うホームレス 〜10キロ太って、嫁もろた〜』でも知られる小谷さん。小谷さんがホームレスになったきっかけと、小谷さんの自叙伝のゴーストライター、そのどちらも西野さんであることからも、お二人の親交の深さが感じられます。

平日の昼間にも関わらす大勢の人で賑わうおとぎ町で、西野さんと小谷さんに「おとぎ町の魅力」を聞いてきました。

おとぎ話の世界のような「おとぎ町」

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▲「おとぎ町ビエンナーレ」の入り口

東京メトロ銀座線・外苑前駅から徒歩2分。ビル群の中に、突如としてにぎやかなゲートが現れます。こちらがおとぎ話の世界のような「おとぎ町」への入り口です。こちらををくぐると待っているのは、CAMPFIREのリターンでもある西野さんの巨大パネル。

続いて、ガラス扉を開けると、天井にはカラフルな三角旗がたくさん。さらに、400個もの木箱が美しく並んでいます。こちらで展示されている西野さんの作品の数、なんと150点。アイリッシュミュージックが流れ、キッズスペースや授乳室、お笑いライブまである楽しい空間です。

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絵を描く西野さんの姿を目の前で見ることができる、西野さんの作業場もあります。こちらの机や小物は全て西野さんの私物。

「家具を全部持って来ちゃったから、僕の家は今からっぽなんですよ。おとぎ町に来ないと仕事が出来ないから、ほぼ毎日来てます」と西野さん。

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▲オシャレな机や小物はすべて西野さんの私物。机の上には描きかけの絵も置かれていました

サインを求める人や西野さんの作業に見入る人で、西野さんの周りは常ににぎやかです。机に向かって細かな作業を進める西野さんに、早速お話をうかがってみます。

西野さん「おとぎ町の毎日は、むっちゃ楽しいです」

ー西野さん、今何を作っているところですか?

西野亮廣)ここから歩いて5分のところで、僕が脚本を書いた「テイラー・バートン~奪われた秘宝~」というダイノジの活動20周年記念公演が行われるんです。(8月18日(水)〜23日(日)まで公演中。

インタビューを実施したのは公演前日。)その天井にある大きな幕にタイトルを投影したいなって、さっき思い付いたんです。

ー今日は公演前日ですが、今からタイトルロゴを作るのですか?

西野)もうね、みんなは「また西野がムチャなこと始めた」って呆れてました。でも、タイトルを投影したら会場も華やかにななるし、お客さんも楽しいと思ったんです。もっと良くできる可能性があるなら、全部やってみようって。

テイラー・バートンの会場に泊まり込んで準備をしているスタッフ50人に「俺が投影するタイトルロゴを作ってくるから」と宣言して、今ここに飛んで帰ってきたところです。

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▲実際に投影されたタイトルロゴはこちら!

ー急ぎの作業がある中、インタビューをしていて大丈夫ですか?

西野)もちろんですよ。何でも聞いてください。あ、お酒もありますよ(笑)。このお酒も全部お客さんが差し入れしてくれたんです。おとぎ町を応援してくれる方が大勢いて、本当ありがたいです。

ー雨にも関わらず、今日も多くの方がいらしていますね。おとぎ町ビエンナーレが始まってから今日までの印象は?

西野)もうね、むっちゃ楽しいです。僕、子供の頃は人の個展に行ったことなかったんです。アートの場所って、お金持ちでないと行っちゃダメな気がして。だから、おとぎ町には酒場もステージを作りました。

いろんな目的で人が集まって、その先に絵があればいいって思ってます。そうすれば、絵に興味ない人にも自分の気持ちが届くかなって。

ーボランティアスタッフのリーダーを小谷さんに依頼したのはなぜですか?

西野)小谷は馬力があります。あと、後輩の中で小谷を一番信用しているからです。

ー完成したおとぎ町の装飾を見た時の感想を教えてください。

西野)僕がおとぎ町のイメージを紙にぶわーっと描いて、「これをやるんだ」って言ったら、こうして本当に完成してるんですよね。すごい。ボランティアスタッフさんも100人くらい動いてくれて、ありがたいって毎日思っています。僕一人じゃ出来なかった。

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ーおとぎ町は、西野さんが思い描いていたものがそのまま形になったということですか?

西野)そうですね。町を作りたいって、ずっと思ってます。で、町を作るなら、アイリッシュな音楽が流れていて、三角旗がひらひらしていて、電球が垂れてたらいいなって、これもずっと思っていました。そのイメージ通りのものがおとぎ町です。

あと、路地とか狭いところが好きなんですよ。ここは広いギャラリーなので、くぐれる壁を作りたいなーって考えて、木箱を並べることを思い付きました。

ーおとぎ町の会場で一番好きなところはどこですか?

西野)全部好きですけど……あえて言うなら、入り口にある大きなゲートです。これもボランティアのみんなが作ってくれました。あまりにも気に入ったので、会期が終わったら横向きにして家のテーブルとして使おうって思ってます。

今回の『にしの あきひろ絵本原画展 in おとぎ町ビエンナーレ』は、別の地域でも開催する可能性があるとのこと。そんな時も町ごと移動できるように、会場の木箱はビスで留めるだけにしたそうです。

「僕って、サーカスみたいに移動式が好きなんだと思う」と西野さん。
続けて、ボランティアスタッフのリーダーとして、おとぎ町の装飾を担当した小谷さんにもお話を聞いてみます。

小谷さん「僕はお酒飲んでエラそうにしているだけ。ステキなみんなに助けられました」

ー「おとぎ町ビエンナーレの美術小物の制作費用を集めるプロジェクト」のサクセスおめでとうございます。ボランティアにはどのような方が集まったのですか?

ホームレス小谷)美大生やアートに関するお仕事をされている方はもちろんですが、一般の方も大勢集まりました。おとぎ町の天井ではためく三角旗は、アートに関わっていない方も作っているんですよ。

西野さんが「みんなの手で作りたい」って言ったので、Twitterを見て来てくれた人とか、本当にいろんな人に助けてもらいました。だから、よく見ると旗も不格好だったりバラバラなんですけど、それも味があっていいですよね。おとぎ町は家みたいです。くつろげます。

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▲「いつでも買ってもらえるように」と、今年12月に行われる『天才万博』のチケット袋を首から下げている小谷さん。おにぎりを食べ、リラックスムードです

ー西野さんが「おとぎ町はこういうイメージで作って欲しい」と小谷さんにお願いしたそうですね。

小谷)いやー、実は酔っ払っていたのであんまり覚えていないんですよ。僕ホームレスなのに結婚できたんですけど、プロポーズの時も嫁のもんちゃんは酔っ払ってたからOKしてくれたんですよ。

おとぎ町も、僕は本当何もしてないです。僕はいつもお酒飲んでエラそうにしてるだけで、周りの方が素晴らしいんです。みんながステキなんで。

ー小谷さんが会場で一番好きなところはどこですか?

小谷)全部です。全部すき。でも、あえて言うなら、西野さんの作業場ですね。西野さんの部屋を再現するために、酔っ払いながら重い家具を運んだんですよ。僕が一生懸命働いたのがその時だけなんで、よく覚えています。「僕がたくさんの荷物を持った!」っていう思い出です。

ー先ほど西野さんに「ボランティアスタッフのリーダーを小谷さんに頼んだ理由」を聞いたら「馬力があるから」とおっしゃっていました。

小谷)あはは。そうかもしれないです。僕って体型も原始人みたいだし、体が強いんです。でも、一番重い荷物は西野さんが運んでましたね(笑)。

会場には、応援に駆けつけた、小谷さんの奥様もんちゃんの姿も。CAMPFIREで「結婚式の費用を集めるプロジェクト」をサクセスし、2013年に花やしきで挙式したお2人。小谷さんの「今、幸せだね」の問いかけに、もんちゃんが照れながらうなずく微笑ましいワンシーンもありました。

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▲CAMPFIREで結婚式の費用を集めるプロジェクトをサクセスし、花やしきで挙式した小谷さん(右)・もんちゃん(左)ご夫婦

今日もにぎわうおとぎ町。西野さんの圧巻の作品を観に行くのはもちろんのこと、楽しい装飾の中でお酒を飲むのもオススメです。会期は8月29日まで。あなたもぜひ、西野さんと小谷さんのおとぎの世界に迷い込んでみてください。

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▲会場出口には、西野さん手書きのこちらの一言が。おとぎ町は、一度ではなく、何度でも足を運びたくなる空間です

【にしの あきひろ絵本原画展 in おとぎ町ビエンナーレ】

開催期間:2015年8月2日(日)〜29日(土)
時間:11:00〜19:00(金・土 12:00〜20:30)
会場:伊藤忠青山アートスクエア
住所:東京都港区北青山2丁目3-1 シーアイプラザB1F
料金:無料
※詳細はオフィシャルサイトよりご確認ください

【天才万博2015】

開催日:2015年12月29日(火)、30日(水)
時間:
29日(火) OPEN 17:00 / START 18:00
30日(水) OPEN 16:00 / START 17:00
会場:東京キネマ倶楽部
住所:東京都台東区根岸1丁目1-14
料金:
[1日券]1階スタンディング ¥3,500 / 2階DXソファー席 5,500円
[2日通し券]1階スタンディング ¥6,000 / 2階DXソファー席 ¥10,000
※別途ワンドリンク代 ¥500
出演:
29日(火) ザッハトルテ / tricolor / エハラマサヒロ / 奇妙礼太郎
30日(水) ハッチハッチェルオーケストラ / ショピン / みにまむす / DJダイノジ
司会:西野亮廣(キングコング)
※詳細はオフィシャルサイトよりご確認ください